理事長挨拶

理事長挨拶

理事長 宮尾秀樹

体液代謝管理研究会は1985年に「侵襲時の体液・代謝管理研究会」という名前で発足しましたが、その後「体液・代謝管理研究会」に改名しました。「侵襲時の」という枕詞からお分かりのように、麻酔科学、外科学、救急医学、集中治療医学、臨床検査医学関係で、急性期医療における体液管理や代謝管理の研究をターゲットとした歴史と伝統ある研究会です。学術集会では周術期の輸液管理、急性期医療の電解質・代謝管理、血液透析、臨床検査領域における諸問題に関する議論を重ねてきました。主な会員は医師、歯科医師、臨床検査技師、救急救命士、コメディカル、薬剤師、医歯薬関係企業の方々です。

会則の第2条 [目的] には「本会は,主として侵襲下の生体に関する体液と代謝の問題を総合的に研究し,この方面からの生命維持に関する理論,べッドサイドでのデータ表示,臨床的活用法などの進歩をはかり,関連領域の医学の発展に寄与することを目的とする」と述べられています。急性期医療において輸液管理は最初に行う治療ですが、茫洋としてとらえどころが無いために、臨床現場ではなんとなく先輩のレシピを踏襲したり、研究領域でも学会発表は多くありません。しかし、水はとても単純な構造ですが、非常に興味深い物質で、水なしでは生命の誕生もありませんでしたし、1秒として生きながらえることはできません。私は、長年、周術期輸液管理の研究に携わってきましたが、ここ数年、基礎の領域ではグリコカリックスの再発見、臨床では新しい代用血漿製剤の登場により、体液代謝管理研究が活性化しています。

本研究会の機関誌は会員に限らず、ホームページからどなたでもアクセスでき、総説、原著論文、症例報告など、ご覧いただければ、珠玉の論文も目につきます。多くの領域の、多くの方々に本研究会に興味を持っていただき、会員になっていただければ幸いです。


体液・代謝管理研究会理事長
宮尾 秀樹

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